mixiと並んで最もメジャーなSNSの1つ「Twitter」。手軽なSNSなのでライトユーザーですが私も利用しています。このTwitterというサービスは、手軽さの中に危険性をはらんでおり、Twitterの性質を正しく理解していない人が利用すると、思わぬ事態に発展することもあります。
篠原涼子の歌みたいな記事タイトルになってしまいましたが、利点と欠点を挙げながら、私なりに注意を喚起できればと思います。
メール以上の手軽さ
過去、インターネット(広い意味で)が普及するにつれて、世の中のコミュニケーション手段は電話からメールへと比重がシフトしていく時代がありました。これは以下に起因するものと思います。
- 電話よりもメールの方が気軽に連絡できる
- 携帯電話(PHS含む)の普及で、パソコン以外にも利用手段が確立された
これと同様の理由で、Twitterというサービスは爆発的な広まりを見せ、幅広い利用者層に支持されることになります。
- メールで伝えるまでもない、他愛のない事柄を友人・知人に発信できる。(メールよりも気軽に利用できる)
- iPhoneを機に広まったスマートフォンの効果で、使い勝手のよい利用手段が確立された
私も含めて、実際のところTwitterでつぶやかれている内容はどうでもよいことがほとんどでしょうw (もちろん使い方次第です。必要な情報発信ツールとして利用する人も多いです) でもそれが何とも言えない親しみやすさにつながりますよね。Twitterのおかげで直接交流しているわけではなくても、行動や考えなどをフォロワーと共有することで、身近に感じられてしまう不思議で楽しいサービスだと私は思います。
公開する発言には注意すること
Twitter設定を「公開」にしている場合は、ツイートした内容が世界中の誰からでも参照することが出来ます。手軽に情報を公開発信できると考えれば良い点でもありますが、場合によっては危険性もあります。
最近、とある学生がTwitter上で発言した一言が「2ちゃんねる」上で話題となり、実名や内定先まで公開されてしまった上で猛烈な批判を浴びることになりました。今日時点でこの話題は現在進行形のため行方は分かりませんが、この学生の人生だけでなく、内定先の企業にまで影響を与える可能性のある事件となっています。
もちろんこれは極端な例ではありますが、公開設定にしている人は過激な発言だったり、個人情報につながる内容は控えた方が良いでしょう。Twitterは2ちゃんねると比べて匿名性の低いサービスなのですから。
情報を公開するからには責任を持ちましょう
Twitterにはリツイートという、他人の発言を再発信して広めていく仕組みが用意されています。リツイートによる情報の展開力はかなりのモノで、興味を引く話題であれば物凄い速さで情報が共有されていきます。
私は展開したことが無いのですが、【拡散希望】という言葉を含めることで、リツイートからリツイートへと情報を広めていくデファクトスタンダードな使い方があるようです。この拡散希望ツイートによって救われる人もいるのかもしれませんが、私が今まで見たものは、情報が広まることで不安感を煽ってしまうようなモノばかりでした。
- 先日「Photo318.zipがSkype経由で届いた場合はウイルスなので注意」というツイートが拡散希望で広まりました。結局のところ、こんなウイルスは存在していない様子ですが、変に不安感を煽る結果となりました。世の中、星の数ほどあるコンピュータウイルス。ひとつひとつ注意を促していたらキリがありませんよね。
- 「2ちゃんねる」で割とよく見かける変な予告。今回、たまたま誰かがそれを拡散希望でツイートした為に、これまでにない広まり方で騒ぎになりました。Twitterで騒ぎが広まったために、警備員の動員数も多かったみたいですし、罪も重くなったのでは? もちろん注意を促すのは必要なことですが、ちょっと大事になりすぎかなという私の感想です。といっても結果論ですが。あくまで意見の一つです。
「誰かが困っていたら助けてあげたい」。「危ないので注意を喚起したい」。もちろん大事なことですが、他人の意見だからと気軽に展開するのではなく、情報を自分で正しく吟味し、公開するからには責任を持つことも大事なことです。
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