MacBook Pro最強化計画 SSD編 「Samsung 840 Pro」をBootCamp (Windows7)から使用した際のレビューです。
「【ベンチマーク】高速SSD 840 Pro vs 最新MacBook Pro」ではMac OS X (Mountain Lion)から利用した場合のパフォーマンスが、最新MacBook Pro Retinaモデルを遥かに凌ぐ大満足の結果を紹介しました。
ではBootCampからの利用はどうでしょうか? 紆余曲折を経て測定したパフォーマンスを交えながらレビューしていきます。
(Intel SSD 335との比較もあります)
ベンチマーク測定環境
MacBook Pro(15inch, Mid 2012)の光学ドライブを取り外し、840Proを2台積んだ状態です
この2台のSSDをMac OS X専用、Windows(BootCamp)専用として使い分け、互いの使用状況に依存しない構成にしてあります。
搭載SSD | 接続情報 | OS | |
---|---|---|---|
SSD1 | 840PRO | デフォルトドライブ側 | Windows7 Pro (BootCamp) |
SATA3 6Gbps AHCI/Trim | |||
SSD2 | 840PRO | 光学ドライブ側 with Macbay2 | Mac OS X Mountain Lion |
SATA3 6Gbps AHCI/Trim |
一度メーカーサポートに検査入院。異常なしも新品交換してくれる良対応
Mac OSからの利用と違って、Windowsから840 Proを利用した場合のベンチマークについては、雑誌や各紹介ページなどで事前に知っていたため、期待に胸を膨らませていました。
ワクワクしながら実際に測定してみると、素晴らしい結果は出たものの、4K Read/Writeがもう少しスコアが伸びても良いかな?という結果に。
念のためメーカーサポートに問い合わせたところ、私のような使い方は前例がないとのことで点検となりました。
結果、異常はありませんでしたが念のため新品に交換。対応が丁寧でサポートは満足でした。
交換前と交換後で測定してみましたが、測定誤差の範囲で全く変わりませんでしたw
CrystalDiskMarkで840 Proのベンチマーク測定
CrystalDiskMark v3.0.2 (Donation ware) ディスクベンチマークの定番。公式キャラクター版のShizuku Editionもあります。 |
- MacBook Pro非Retina 840Pro 512GB * 左:random、右:0Fill 圧縮書き込みを行うSandForceを採用したm4やIntel SSDと違って、Randomデータと0Fillにほとんど差がないのは840Proの素晴らしいところですね。ちと4Kが遅いですが、どうやらMacBook/Mac miniの仕様みたいです
- MacBook Pro非Retina Intel SSD 335 240GB * 左:random、右:0Fill 4K検証用にランダムアクセスに強いSandForce製のIntel SSDを試したかったので、手持ちのIntel 335をMacBook Proに換装し、同一条件で測定してみました。
- vs MacBook Pro 2012 Retina 今回の目玉!! 同時期発売のRetinaモデルと比較です。Samsung製、SanDisk製があるためバラツキがありますが、概ねスコア傾向は似通っているようです。
砂コンは圧縮書き込みのため0Fillデータは速いですがrandomデータは…
ランダムアクセスに強いはずのIntelでこれです。どうやら4Kが遅めなのはドライバかマザーボードあたりが原因かな
MacBookPro専用に最適化された純正SSDが相手ですが、見事840Proが上回る結果になりました。高性能SSDを搭載できるのは非Retinaモデルの強みですね。
MacBook Pro用のSSDにはシーケンシャルアクセスの速いSSDがオススメ
今回は「IntelSSD335」「Samsung 840Pro」をMacBook Pro(Mid 2012)に装着して検証しましたが、BootCampのドライバなのか、またはマザーボードに起因するものかは分かりませんが、4K(小さなデータ)アクセスが少し苦手な傾向にあるようです。
SandForce製コントローラを使用するIntel製SSDは4Kアクセスが得意なはずですが、MacBook Proでは限界があるため性能を生かしきれていません。
MacBookPro(おそらくMac miniやiMacも同様)で性能を発揮するには、シーケンシャルアクセスの速い840ProやMarvell製コントローラのM5Pなどを選択するのが良さそうです。
なお、今回の測定はBootCampがAHCIモード下で動作しているため、「4K QD32」スコアが300MB/s近くになっています。スコアが伸びない人は頑張ってAHCIモードを有効にしてみてください。
Windowsエクスペリエンスも公開。ディスクアクセスは余裕の「7.9」
WindowsにはOS標準のパフォーマンス測定ツールが備わっており、その測定結果を掲載します。
今回はWindows7上で測定を行ったため、最高点は「7.9」となっています。
MacBook Pro(15-inch, Mid 2012 i7 2.6GHz) MD104J/A
SanMax DDR3-1600 8GBx2, NVIDIA GeForce GT 650M(1024MB), Samsung 840 Pro 512GB
CPU、メモリも最高点が出て良さそうなものですが。。。
今回のメイン「SSD換装」に関しするスコアは7.9が出たのでとりあえずOKとします
MacBook Pro最強化計画、、大成功?
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